安全対話

8月末のまだ暑い中、小牧本社・製作所の防振本工場と化工品工場の視察および安全対話を実施しました。

「安全はすべてに優先する」ことを、ただの掛け声にするのではなく、実際に安全な工場にしていくために、安全衛生部が主導して定期的に各工場を視察しています。

「安全対話」とは、視察に合わせて、現場の従業員と1対1で対話をするというものです。

周りに人がいない状況での対話ですので、本音で困っていることや不安なこと、近況などを話してもらいコミュニケーションを深めることを目的としています。

2012年から続いている取り組みで、月1回程度のペースで実施。

もっとも私は、コロナ禍前には実施していた海外出張ができないため、その時間を使って、この定期的な視察とは別に、週に1回はひとりで工場を見て回っています。


そのような中で私が気づいたこと、お話したこと

・ 熱中症対策について

以前から、工場の夏の暑さ対策は問題となっていました。

スポットクーラーや給水器の設置などが充実してきて、今回視察した工場では、改善が進んでいるようでした。

ただ、行動範囲が決まっていないリーダーや改善班、保全のメンバーは相変わらず苦労しています。

・ コロナ感染対策について

暑い中ですが、マスク着用や休憩室での対応など、十分に気を付けてくれているようでした。

引き続き、注意喚起を繰り返してもらうようにお願いしました。

・ 通路の老朽化について

手押し車で製品などを搬送中に、少し台車が引っかかるところがあるようでした。

どうしても、長年使っていると老朽化は進みます。

全面的な補修をしたいとは思いますが、安全を第一に考え、その上で費用対効果などを見定めて対応していきたいと思います。


一方、今年の春に入社した新入社員が、すでに製造設備のすぐ横で、真剣に働いている姿を見て、「立派に社会人として働いているな」と感心しました。

また、他社のプロジェクトがなくなったことで、当社の期間工として働いてくれていた方ともお話ししました。

現在は正社員に登用となり、「収入が安定してうれしい。今後もしっかり働いて、家庭を持ちたい」など、将来の希望について語ってくれたことは、私の励みになりました。

従業員の皆さん、事故が発生し、けがをしてしまってからでは、取り返しがつかないこともあります。

くれぐれも、安全・健康に注意して、日々の仕事に取り組んでください。

そして、不安全な状況やヒヤリ・ハットすることがあれば、すぐに共有するようにお願いします。

住友理工 社長ブログ

本ブログの内容は、社長 清水和志がさまざまな機会に話した内容や、文章として発信したものを、事務局である住友理工株式会社 広報IR部がとりまとめた上で、ブログに掲載しております。内容の概要は社長に了解を得て掲載しておりますが、掲載責任は広報IR部にありますことをご了承ください。