当社グループの自動車用防振ゴム製造・販売子会社、住理工九州(大分県豊後高田市)の増設表明式が、6月末に大分県庁で開催されました。
広瀬勝貞・大分県知事、佐々木敏夫・豊後高田市長がいらっしゃる中で、今後の九州地区における防振事業の説明を行いました。
左から、大島専務、私、広瀬知事、佐々木市長、近藤社長(住理工九州)、尾川課長(住理工九州)
本件は、5月にリリースしている、富士裾野製作所(静岡県裾野市)における拠点再編に伴う動きです。
同製作所で製造している自動車用防振ゴムの生産機能の一部を住理工九州へと移管します。
また同時に、プリンターや複写機のロール、ブレードなどの生産機能についても、大部分を住理工大分AE(同豊後高田市)に移管します。
この機会に設備を増強し、今後期待される新規受注にも対応できる体制を整えます。
住理工九州の生産能力は約10%向上しますので、お客様の要望に対して、よりスムーズにお応えできるようになります。
移管に伴って静岡県から異動してもらう従業員の皆さんには、ご苦労をかけることになりますが、新天地でのさらなる活躍を期待しています。
増設部分については、来年5月~10月に稼働開始を予定しています。
当日は、私から「お客様の近くで当社製品を製造することは理にかなっており、この地で工場を増強することを決めました。今後もご協力をお願いします」とお話をしました。
広瀬知事や佐々木市長からは「カーアイランド九州に大きな影響をもたらしてくれる」「産業振興にとって励みになる」などのコメントをいただきました。
経営体質強化
昨年から続くコロナ禍ではありますが、このピンチをチャンスに変えていきたいと思います。
コロナ禍もあいまって、われわれの事業に関わる外部環境は、一昔前より劇的に、かつ常態的に変化するようになりました。
この変化に柔軟に対応し、体制を変えていく必要があります。
一方、今後の成長分野については、その確度を見極め、適切な投資を行っていきます。
挑戦と行動
従業員の皆さんの中には「変化が急すぎる」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、住友理工グループを今後も成長させ、雇用を守り、将来にわたって発展させていくためには、従来通りのことを繰り返していてはいけません。
成長したり、変わったりするためには、「挑戦」「行動」が必要です。
そして、それを楽しむことができれば、なお良いでしょう。
ぜひ、従業員の皆さんも、今の自分に挑戦できることは何なのか、そして今後何に挑戦すべきなのかを改めて考えてみてください。
私は、皆さんの挑戦を全力で応援したいと思います。
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