先日、あいさつ運動に参加して、感じたことをお伝えします。
あいさつ運動とは、朝の出勤時間帯、労働組合幹部と当社役員が一緒に、会社の入口で朝一番、従業員の皆さんにあいさつをする取り組みのことです。
多くの従業員と顔を合わせることができるため、とても楽しみにしています。
不定期、予告なしで各事業所を巡回していて、今回は小牧本社・製作所の北門に立ちました。
あいさつを返してくれない人の気持ち
私たちが「おはようございます」と言うと、元気よく返してくれる人もいれば、そうでない人もいました。
あいさつを返してくれなかった人の中には、懇親会でご一緒したことがある人もいて、私は「なぜ、あいさつをしてくれないのだろう、社内で会ったときには、普通にあいさつをしてくれるのに…」と残念に思っていました。
後日、その方に理由を聞いてみたところ、「あの日は、社長が突然、入口に立っていたので、びっくりしてしまった」「他の人の目もあり、恥ずかしかった」と、私の予想外の回答が返ってきました。
私は、相手の気持ちを察することができていなかったと、内省しました。
相手の気持ちを理解してこそコミュニケーション
あいさつは、「コミュニケーションの第一歩」です。
あいさつから始まって、対話のキャッチボールを繰り返し、互いが相手の気持ちを理解する=腹に落ちてこそ、真のコミュニケーションが成立します。
今回の件では、あいさつをしてくれなかった理由を私が理解できず、「残念」と判断してしまったことを反省しています。
真の意味で相手の気持ちを理解しておらず、コミュニケーションが成立していなかったのです。
ただ、その人と話をして、あいさつができなかった本当の理由を知ることができたことは、うれしく思っています。
仕事上でも、このようなことはよくあるものです。
社内外、さまざまな方と仕事をすることがありますが、最初はお互い、相手の考えが分からないものです。
打ち合わせを重ね、「分からないこと、腑に落ちないことをきちんと尋ね、話し合う」。
これを繰り返すことによって、コミュニケーションが成立し、信頼関係を築くことができます。
ぜひ、みなさんもそういう行動をしてほしいと思います。
それから、私が門に立っているとき、皆さんの職場に行ったときは、ぜひ、声を掛けてくださいね。
私は、第一歩であるあいさつから、皆さんとコミュニケーションを深めていきたいのです。
活気あるあいさつをしてくれる皆さんに会えることを、楽しみにしています。
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