8月1日、2022年度の第1四半期決算を発表しました。
当期間では、新型コロナウイルス感染症の拡大による中国でのロックダウンや、サプライチェーンの混乱に伴う減産の影響を大きく受けました。
また、当社は海外売上比率が高いため、円安が急激に進行したことで、売上高の上振れ要因となりました。
22年度第1四半期決算概要
売上高:1,173億円(前年同期比:+6.8%)
事業利益:△20億円(前年同期は、27億円の黒字)
親会社の所有者に帰属する四半期利益:△27億円(前年同期は、17億円の黒字)
まずは、従業員の皆さんの日々の業務に感謝します。
本当にありがとうございます。
昨年同期比で、売上高は増加していますが、これは円安に伴う為替影響が大きく、実質は売上減と言えます。
売上減に加え、原材料費・輸送費の高騰もあり、利益についても減益となっています。
自動車用品部門では、特に、中国や日本で、半導体などの部品不足による自動車メーカーの減産があったほか、ロックダウンの影響を大きく受けました。
また、利益面では、原材料費・輸送費の高騰によりマイナス影響が出ています。
一方、一般産業用品部門はしっかり黒字を残し、健闘してくれています。
ただし、中国のロックダウンや原材料費高騰の影響が同様に出ており、昨年同期比では、減収減益となっています。
2022年度業績予想の修正
5月の発表内容から、第1四半期の業績や足元の為替の状況に鑑み、今期の見通しを修正しました。
売上高:5,400億円。
事業利益:120億円。
親会社の所有者に帰属する当期利益:10億円。
※上記予想における為替レートは、1米ドル=125円、1ユーロ=135円を前提。
原材料費やエネルギー費高騰などの価格転嫁については、引き続き、お客様と真摯に交渉を継続していきます。
中国の大規模ロックダウンもいったん落ち着き、半導体不足も制御不能な状態からは脱したとの見方もあります。
今後は、自動車の急激な挽回生産の可能性もあります。
今後の当社グループの生産についても、挽回生産にしっかり対応するため、引き続き臨機応変な体制を取る必要があると考えます。
この2年間、皆さんには、繁閑の波がある対応をお願いしてばかりですが、どうか協力をよろしくお願いします。
直近では、新型コロナウイルス感染症が再拡大しています。
皆さまご安全に!!
0コメント