2022年度 第2四半期決算

10月31日、2022年度の第2四半期決算を発表しました。

第1四半期(4~6月)では、新型コロナウイルス感染症の拡大による中国でのロックダウンや、サプライチェーンの混乱に伴う減産の影響を大きく受けました。

第2四半期(7~9月)は、グローバルで経済が回復基調となり、当社グループの事業も、おおよそ見通しに沿って進捗しました。

当社は海外売上比率が高いため、円安が進行したことで、売上高の増加要因となっています。

利益については、第1四半期から継続して、主に原材料費や輸送費、エネルギー費の高騰影響を受けています。

22年度第2四半期決算概要

売上高:2,556億円(前年同期比:+22.7%)

事業利益:△9億円(前年同期は、1億円)

親会社の所有者に帰属する四半期利益:△48億円(前年同期は、△35億円)

業績面で皆さんに心配をかけてしまい、大変申し訳なく思います。

そのような状況下でも、日々の業務に一生懸命取り組んでいただき、本当にありがとうございます。

結果として、8月に発表した上期予想数値よりも、事業利益は約8億円改善できています。

自動車用品部門では、第1四半期の中国ロックダウンや原材料価格などの高騰影響が残っていますが、高騰分については、お客様への価格転嫁が進捗中です。

第2四半期は、経済の回復に伴って当社事業も復調してきているため、第2四半期の期間は黒字となりました。

一般産業用品部門も同様に、第1四半期の中国ロックダウンや原材料価格高騰の影響が出ていますが、堅調な売上と利益を出してくれています。

2022年度通期業績予想は、数値変更なし

本年度の通期業績予想については、カーメーカーの直近の減産を織り込んでも、8月の発表から数値の変更はありません。

売上高:5,400億円。

事業利益:120億円。

親会社の所有者に帰属する当期利益:10億円。

※為替レートの前提は、第3四半期連結会計期間以降は1米ドル=135円、1ユーロ=135円

原材料価格などの価格転嫁については、引き続き、お客様と交渉を継続していきます。

コロナの影響もいったん落ち着きを見せ、第2四半期だけを見ると黒字化しています。

そして、下期は約130億円の事業利益を計画しています。

ウクライナ情勢をはじめ、外部環境は先行きが不透明な状況が続くと考えられます。

今後も繁閑の波があると思いますが、これも新しい事業環境だと考えて、「変化に柔軟に対応」を期待します。

どうか協力をよろしくお願いします。

住友理工 社長ブログ

本ブログの内容は、社長 清水和志がさまざまな機会に話した内容や、文章として発信したものを、事務局である住友理工株式会社 広報IR部がとりまとめた上で、ブログに掲載しております。内容の概要は社長に了解を得て掲載しておりますが、掲載責任は広報IR部にありますことをご了承ください。