2022年度 第3四半期決算

2月1日、2022年度の第3四半期決算を発表しました。

第3四半期(10~12月)は、特に中国において、新型コロナウイルス感染症拡大による減産影響を受けたものの、原材料価格高騰分の売価反映や間接費低減などにより、利益面では計画以上の結果となりました。

22年度第3四半期決算概要

売上高:3,951億円(前年同期比:+22.9%)

事業利益:58億円(前年同期比:5.2倍)

親会社の所有者に帰属する四半期利益:△25億円(前年同期は、△46億円)

従業員の皆さんの日々の取り組みが、数字としても表れてきました。

結果として、第3四半期だけで67億円の事業利益が出たことになります。

自動車用品部門では、前年同期比で売上が増加したことに加え、原材料価格高騰分のお客様への価格転嫁が進捗し、累計期間でも黒字転換しました。

一般産業用品部門では、第1四半期の中国ロックダウンや原材料価格高騰の影響が残っていますが、利益面でグループ全体を下支えしてくれています。

2022年度通期業績予想について、利益を上方修正

本年度の通期業績予想について、売上高は前回発表の見通しから変更はありませんが、事業利益以下を上方修正しました。

売上高:5,400億円

事業利益:135億円

親会社の所有者に帰属する当期利益:12億円

ウクライナ情勢をはじめ、外部環境は先行きが不透明な状況が続くと考えられますが、第3四半期までの進捗状況および現時点で入手できる情報に鑑みて、修正しました。

年度末まで、残すところ2ヶ月です。

最終利益(親会社の所有者に帰属する当期利益)を黒字化することが、株主をはじめステークホルダーの皆さんが求める最低ラインだと思います。

春節明けの中国の経済状況が不透明ですが、今年度はしっかり結果を出し、来年度以降に向けて弾みをつけたいと考えています。

お客様との売価反映交渉の継続に加え、費用対効果を明確にした投資判断による間接費の低減など、最後まで粘り強く取り組んでいきます。

住友理工 社長ブログ

本ブログの内容は、社長 清水和志がさまざまな機会に話した内容や、文章として発信したものを、事務局である住友理工株式会社 広報IR部がとりまとめた上で、ブログに掲載しております。内容の概要は社長に了解を得て掲載しておりますが、掲載責任は広報IR部にありますことをご了承ください。