先月、今後も成長が期待できるインドへ視察に行ってきました。
当社の拠点はインド国内に3ヶ所あり、TRIN(防振ゴム製造)、 TIH(一般産業用ホース製造)では、市場の拡大に合わせて、生産能力を拡充させています。
特に、モノづくり再構築中のTRINでは、昨年の訪問時と比べると、目を見張るほど良くなっていました
また、TIR(自動車用ホース製造)では、着実に成長していることが実感でき、奮闘する駐在員やローカル幹部、工場で働く従業員の皆さんを激励してきました。
インドにおけるEV化とバイオ燃料
EV化に関して、お客様やパートナーと議論を交わしてきましたが、現実的には電力供給の不足も懸念されている状況です。
この点で、インド政府の呼びかけやメディアの報道とは、一定のギャップが存在することを感じました。
むしろEVより、HV+バイオ燃料を模索しているように感じました。
あるお客様では、牛糞メタンガスからバイオ燃料を生成する工場を稼働しており、今後も拡大を計画中とのことです。
インドには牛が3億頭いるそうで、理論的には自動車3,000万台分のバイオ燃料を生成可能という試算もあるようです。
また、植物を活用してのバイオ燃料生成も検討しているようで、原料(牛糞・植物)回収から、ガス生成・利用までのビジネスチェーン作りを構想しているようでした。
国や文化が異なれば、発想も違います、環境に適した仕組みづくりが必要なのだと感じました。
0コメント