6月20日、グローバル本社のあるJPタワー名古屋(名古屋市中村区)で第136期 株主総会を開催しました。
今年も適切な情報開示と透明性確保のため、会場とライブ中継とのハイブリッド参加型バーチャル株主総会としました。
当日会場への来場者数は53名で、オンラインでは23名の株主の方に視聴していただきました。
私も議長は4回目で、例年通り、「事業報告」「対処すべき課題」について、株主の皆さまにお話ししました。
2029Vで定めた、ありたい姿「理工のチカラを起点に、社会課題の解決に向けてソリューションを提供し続ける、リーディングカンパニー」への変革に向けて、3ヶ年の事業計画である2025Pに基づき、事業活動を推進していることを説明しました。
「萬事入精」「信用確実」「不趨浮利」を忠実に守りながら、高分子材料技術と総合評価技術により、新たな価値を提供する製品の創出と開発を促進することで、サステナブルな社会実現を目指しますとお伝えしました。
質疑応答
株主様から、難しい環境の中、住友理工グループ全員で取り組んだ成果である23年度の史上最高益に対して、激励のお声がけもありました。
いくつかご質問をいただく中で、「人件費や原材料費の高騰を踏まえた2024年度の業績見通し」についてのご質問に対しては、「23年度の市況良化分の顧客還元や24年度の原燃料費高騰の影響を受ける予定ですが、原価低減や売価反映などに取り組むことにより、24年度も25年度も事業利益300億円以上は達成していきます」と回答しました。
また、別の株主様からの「欧州事業の黒字化に向けての対策は」とのご質問については「現状、欧州ではEV市場が失速していますが、顧客との補填交渉や工程のロス低減にも継続的に取り組み、今年度下期頃から回復すると考えています」と私から回答させていただきました。
23年度は史上最高の売上・利益でした。
これも諸先輩方の示された方針と従業員全員の努力の賜物です。
日ごろから「過去の概念にとらわれずに、変化に柔軟に対応」しているチームがさらに、2029Vに向けて進化しつつあると感じています。
同日、新役員体制となった初めの席では、「われわれも、後世の経営陣に明るい資産を残せるように精進しましょう」と話しました。
今後も、株主の皆さまに当社のファンを続けていただけるよう、グループ従業員25,692名の力を結集して歩んでいきましょう。
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