昨年のご講演をきっかけに、先日ファザーリング・ジャパン*1副代表理事の塚越学氏をお招きし、「心理的安全性を高めるためのアクションプランについて」というテーマでお話を伺いました。
本講演は、2024年9月のエンゲージメントサーベイ結果を踏まえ、各職制が主体的に職場改善に取り組む契機とすることを目的としています。
エンゲージメントとは
エンゲージメントとは、従業員が会社や仕事に対して抱く愛着や思い入れを指します。
エンゲージメントが高まることで、主体的な行動が促され、組織の成長につながります。
その基盤となるのが「心理的安全性」です。
心理的安全性とは、「職場で率直な意見を述べても、否定されたり、不利益を被ったりすることがない」という安心感を指します。
私は幸いなことに、仕事を始めて以来、意見を言っても不安を感じたことがありません。
それは、常に自分の信条に沿って行動しているからだと思います。
また、若いころは経験不足で、いろいろと指導を受けることはありましたが、それを素直に聞く気持ちの余裕がありました。
何よりも周囲の諸先輩方が、常に、「意見を聞いて受け入れよう」という考えであったことが大きいと思います。
私の経験のように、自由に発言し、互いにアイデアを出し合える環境が大事です。
一方で、心理的安全性が低い職場では、意見が出にくく、課題解決や改善活動が進まず、生産性向上にもつながりません。
職場の改善を進めるには、まず心理的安全性を確保することが重要です。
私からのお願い
エンゲージメント向上は、2025年住友理工グループ中期経営計画(2025P)およびSMARTマネージャー(住友理工版イクボス)*2の活動と連動しています。
この取り組みを進めるにあたり、皆さんに2点お願いがあります。
第一に、各職制の皆さんには、今回学んだ「リーダーの行動」や「行動分析学に基づくマネジメント」を生かし、私が若いころ感じたような、心理的安全性が高い職場になるよう取り組んでいただきたいと思います。
2025年度からは、職場改善の実践に重点を置いてください。
第二に、エンゲージメント向上は職制だけでなく、すべての従業員がともに取り組むべき課題です。
人事部では、心理的安全性やエンゲージメント向上に向けたワークショップや相談会を予定していますので、積極的にご参加ください。
過去の慣習にとらわれず、心理的安全性の高い職場をともに築き、働きがいに満ちた企業風土を育んでいきましょう。
*1 関連リリース:「イクボス企業同盟」へ加盟
https://www.sumitomoriko.co.jp/news/2024/hqcopu0000000yc0-att/n51910719.pdf
*2 当社HP関連ページ:働きやすい環境に向けた制度や仕組みhttps://www.sumitomoriko.co.jp/sustainability/society/improvement/work.html
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