昨年10月に国立研究開発法人 産業技術総合研究所内に「住友理工-産総研先進高分子デバイス連携研究室」を設立しました。
先日、その20年度成果報告会がWEBで開催されました。
「安全・安心・快適を目的とした先進高分子デバイスの研究推進」のもと、どのような報告があるのか、日本を代表する研究所と当社がうまくシナジー効果が出せるのか。
と、世の中の環境変化にスピーディに対応するため、大いに期待をして松井会長とともに出席しました。
当社独自開発のゴムセンサー「スマートラバーセンサー」を使用した、自動車走行時の乗員状態(心拍・呼吸など)推定の成果発表では、論理展開にも学術的裏付けをつけつつ、走行試験結果を確証していくもので、期待以上の内容でした。
例えば、自動運転時の乗員状態を的確に把握できれば、車酔いになりそうな予兆を察知した時には、そうならない走行パターンに自動的に変えるというようなことも、将来可能になるかもしれません。
このコロナ禍という厳しい環境下でも、研究開発を着実に進めてくれていることがわかり、うれしかったです。
私からは、環境変化の速さに負けぬように、今後もスピード感を持って進めてくださいと激励しました。
自動車やトラック、バスなどのモビリティに乗車する方々の安全に貢献する研究開発ですので、これからの進捗も楽しみにしています。
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