今年は、お客様の賀詞交歓会など、新年の行事が全てなくなりました。
当社も、仕入先様や特約店様との会を中止し、ビデオメッセージでのごあいさつに代えさせていただいたため、年初の予定が空くことになりました。
今年のスローガンである「過去の概念にとらわれずに、変化に柔軟に対応する風土づくり」を実践するため、その空いた時間で、当社グループ内への年頭メッセージの発信を、できればFace to Faceでしっかり行おうと考えました。
海外拠点は、時差も考慮して北米地区とそれ以外とに分け、WEBで2回実施。
国内拠点は、感染症対策を十分に施し、1回あたりの人員を絞って少人数で、間隔を空け、十数回に分けて実施を予定しました。
それでも緊急事態宣言が発令され、一部はWEBでの開催に変更し、東京・大阪地区は残念ながら見送りとなりました。
できれば今後、落ち着いたら直接お伝えしたいと思います。
ただ、このような状況になる前に、住理工山形と富士裾野製作所の2拠点に訪問できたのは大きな収穫でした。
社長就任後、一度も訪問できなかったため気になっていましたが、この困難の中でも、皆さんが真摯に仕事に取り組んでいただいている姿を見ることができて、安心と勇気をもらいました。
特に、富士裾野製作所では、あいさつ後に組合役員の方からの希望もあって、少人数で話をすることができました。
いろいろと難しい状況の中ですが、具体的な質問をしていただいて、私も率直な思いを伝え、意見交換できました。
実施後、組合の方から「リモートも必要ですが、やはりFace to Faceの方がより伝わると実感しました」とのコメントももらいました。
直接のコミュニケーションによって、少しは分かり合えたのかなと思っています。
コロナ禍においては、WEBや在宅勤務などで実施可能な業務や「報・連・相」は、時間効率化の観点からも、さらに推進していかなくてはいけません。
しかし、モノづくりを在宅で実施することは不可能ですし、製造現場で働いている方とのコミュニケーションのためには、やはりFace to Faceも重要だと考えています。
もちろん、感染防止対策を徹底して。
これをどうやってバランス良く組み合わせていくかについて、職制の方々と一緒にしっかり考えて、対応していきましょう。
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