昨年12月、小牧製作所内にある住理工メテックス(SRK-M)を視察しました。
SRK-Mは、防振ゴムやホース製品に必要不可欠な、金具を製造している会社です。
従業員数は約170名で、専門的な知識と高度な技術で当社グループのモノづくりを支えてくれています。
「防振ゴム」というと、言葉の響きから「ゴム」が主体のイメージがありますが、エンジンや車体に組み付けるためには金具が必要で、ゴムと金具を一体成型して製品化しています。
異種材料を一つにする接着技術、そしてその別々のパーツを一つにしながら要求性能を満たす設計技術、評価技術も当社グループの大きな強みです。
成り立ち
歴史は古く、創立は1965年です。
当時、親会社である住友電気工業でも自動車用・鉄道車両用の防振ゴムを製造しており、当社の事業領域と重複していました。
1964年ごろに住友電工の防振ゴム事業を当社小牧製作所に移管したことがきっかけとなり、住友電工が金具を外注していた大洋金属工業(株)が1965年に小牧製作所内に新会社を設立。
67年に当社が資本参加し、74年には完全なグループ会社となって、社名を変更しながら今に至ります。
当日お伝えしたこと
それぞれの業務遂行はもちろん、新製法の開発などにチャレンジしてくれていることに感謝します。
金具の品質のバラつきなどは、最終製品のできばえに直結するので、継続した改善活動をお願いします。
また、本日説明してもらったような製法改善は、継続的に続けていくことでコスト競争力アップにつなげて欲しい。
その上でSRK-Mがマザーとなって、他部署・他拠点への展開までしっかりやってもらいたいと思います。
SRK-Mのように、当社グループでは、従業員の皆さんの意識を高め、プロ集団として成長してもらいたいとの思いで分社化している会社があります。
一方、そうすることで、意識していなくても「壁」のようなものが生まれてしまいかねません。
自分たちが成長するための「自分たちの会社」というポジティブな責任感と、当社グループ全体で成長していくための「仲間意識」というのは両立させてもらいたいと思います。
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