1月25日のコンプライアンス・レビューの日のブログで、コンプライアンスについて書きました。
その関連のお話をしたいと思います。
アンケートの結果
コンプライアンス・レビューの日には、コンプライアンスに関するアンケートを実施しています。
その中で内部通報に関する設問がありましたが、住友理工単体で11%、国内グループ会社全体で15%の人が「窓口を知らない」と回答しています。
この状況は「びっくり」、またある意味では「そうかなぁ」とも思いました。
何度もいろいろな方法で皆さんにお伝えしているつもりでも、会社からの連絡を浸透させるのは難しいことだと改めて感じました。
内部通報窓口というのは企業内の不祥事や不正行為を早期に発見するために、従業員などからの通報を受け付ける窓口のことです。
昨今、検査不正や品質偽装といった品質コンプライアンス問題を含め、企業によるさまざまな不正行為が明らかになっていて、その中には内部通報が発端になって発覚したものが多くあります。
通報の秘密は守られますし、通報したことによって、通報者が不利益な扱いを受けることもありません。
企業が自浄作用をしっかり機能させるために
従業員の皆さん全員が、内部通報窓口を認識している状態、すなわち「認知度100%」を目指しましょう。
改めて、内部通報窓口の連絡先を再確認し、周囲の方々にも「拡散」していただきたいですね。
もっとも、内部通報ではなく、いつもお話ししているように、部下から上司へ「Bad News First」が本来の姿だと思っています。
そういう風土に変えていくという思いが、今年のスローガンに込めてあります。
早期発見・早期対処が、会社を良くしていくことに最も有効です。
皆さんの通報が会社を救うこともあるのです。
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