第27回からくり改善くふう展を視察

11月上旬、3年ぶりにリアルで開催された「第27回からくり改善くふう展2022」を視察するため、会場のポートメッセなごや(名古屋市港区)まで行ってきました。
この展示会は、発想の転換によるシンプルな事例から、複数のからくり機構を組み合わせた精巧な事例まで、さまざまな「からくり改善®」事例を展示・紹介する場として、公益社団法人 日本プラントメンテナンス協会が1994年より開催しているものです。

当社グループでは、第20回から社内の成果品を継続的に出展しています。
製造現場の皆さんの創意工夫力を向上してもらうとともに、社外の方にも見てもらうことで、モチベーションアップに繋げています。
当社グループは今回、小牧・埼玉・山形の国内3製造拠点から、計3作品を出品しました。

小牧製作所は、歩行・運搬ロスの改善を目的に、工程内の製品を作業者の手元まで上昇させる作品を展示。埼玉事業所からは、作業効率改善を目的に、製品カゴからネットへの一発投入が可能となるよう、てこの原理を活用した作品が出品されていました。
さらに、住理工山形は、重筋作業・作業姿勢の改善を目的に、作業者の手元に製品が移動するよう、バネの弾力性を活用したからくりを製作。発表者の皆さんが、緊張しつつも、しっかりプレゼンテーションしてくれているのを見て、頼もしさを感じました。

会場では、モノづくり支援室長と他社の作品も見て回りました。200事例以上が展示されており、この展示会は、モノづくり企業がお互いに学び合う場としての役割も果たしていることが分かりました。
また、従来の生産性改善事例のみならず、カーボンニュートラルや「ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン(DE&I)」を意識した作品もあり、時代の変化を敏感につかみ取り、各社がいち早く対応していることを知りました。

私は、このような地道な改善活動は、企業力の源泉の一つであると信じています。

当社グループはこれからもからくり改善に継続的に取り組んでいきます。

皆さんのさらなる創意工夫を期待しています。

※ 「からくり改善」は公益社団法人 日本プラントメンテナンス協会の登録商標です。

関連リリース:住友理工、「第27回からくり改善くふう展2022」に出展

https://www.sumitomoriko.co.jp/wordpress/wp-content/uploads/2022/11/n51910657.pdf

住友理工 社長ブログ

本ブログの内容は、社長 清水和志がさまざまな機会に話した内容や、文章として発信したものを、事務局である住友理工株式会社 広報IR部がとりまとめた上で、ブログに掲載しております。内容の概要は社長に了解を得て掲載しておりますが、掲載責任は広報IR部にありますことをご了承ください。