6月末、4年間行くことができなかった中国の各拠点と、7月初旬にはタイの6拠点を訪問しました。
中国拠点への訪問
中国は、当局のゼロコロナ政策やその後の急激なコロナ感染拡大で翻弄された3年半でした。そのような中でも、拠点長と現地スタッフが中心となって、懸命にその大波を乗り越え生産を守り、さらに地道な改善を進めてくれました。その結果、2022年度の業績もしっかりと積み上げることができました。
工場視察のあと、日ごろの感謝を伝えるとともに、5月末に公表した「2029 年 住友理工グループ Vision」(2029V)および 「2025 年 住友理工グループ中期経営計画」(2025P)について、私からグローバルマネージャーの皆さんに説明しました。2029Vと2025Pの内容については、活発な質問や意見交換があり、4年間の空白を埋めるように交流ができたことで、コロナ禍から回復してきたことを実感しました。
また、非生産拠点(開発・金型製作)では、各種課題を認識することができ、これからの施策についていろいろな示唆をうけ、非常に有意義でした。今回訪問した拠点の中にはここ数年で、20周年・ 10周年と節目を迎える拠点があり、中国式の懇親会も開催されました。
タイ拠点への訪問
7月初旬には、タイ6拠点へ訪問しました。
社長に就任して初めて、現地パートナー企業の方と顔を合わせてお話しができ、常日ごろからお世話になっているお礼と、今後もお互い力を合わせて事業を発展させていくことを確認しあいました。先の中国出張でも感じましたが、コロナ禍にもかかわらず地道な改善活動にまい進した結果を現認できました。
2029Vと2025Pについて、タイ各拠点のグローバルマネージャーの方に話した際には、「直接社長から話が聞けて良かった」「理解が深まった」「現地スタッフのモチベーションアップにつながる」と非常にうれしい感想が聞け、充実したものとなりました。今後も、できるだけ私が直接各拠点を回ることで、多くの方の意見を直接聞き、事業運営に生かしていきたいと思います。
グループ従業員の方には、パーパス(存在意義)「素材の力を引き出し、社会の快適をモノづくりで支える」を意識した活発な意見交換によって、グループ全体で好事例が生み出していけることを期待しています。
関連ブログ:2029Vおよび2025Pの策定https://srkpresidentblogjp.sumitomoriko.co.jp/posts/44193648
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