2023年度 第1四半期決算

8月1日、2023年度の第1四半期決算を発表しました。

当期間では、供給制約の緩和やサービス分野の需要増加があった一方で、世界的な物価高や金融引き締めによる影響が見られました。

当社グループの事業に関する業界については、物価高の長期化や各国の金融政策などによる景気後退リスクも懸念されるものの、主に自動車市場は半導体不足の解消に伴い、主要顧客の生産台数が回復基調となりました。

また、年初計画時よりも円安が進行したことで、売上高の上振れ要因となりました。

2023年度第1四半期決算概要

売上高:1,456億円(前年同期比:+24.2%)

事業利益:65億円(前年同期は、△20億円)

親会社の所有者に帰属する四半期利益:33億円(前年同期は、△27億円)

年初に立てた計画からお客さまの注文も増加したため、多忙な期間となりました。

従業員の皆さんの日々の業務に感謝します。

昨年同期比では、円安に伴う為替影響もありますが、実質数量・売上も増加しています。

売上増に加え、生産効率化・営業努力などによって、利益についてもしっかりと出てきました。

自動車用品部門では、昨年同時期に中国や日本で、半導体などの部品不足による自動車メーカーの減産があったほか、ロックダウンの影響を大きく受けた反動増となりました。

また、利益面では生産増に伴い、大きく数字を積みあげることができました。

一般産業用品部門では、プリンター向け機能部品は、出荷台数減少などにより苦戦していますが、産業用ホースは、中国市場での顧客減産影響を国内需要増で挽回したほか、橋梁用ゴム支承は前期から継続して堅調に受注しており、しっかりと利益を生み出してくれています。

2023年度業績予想の修正

5月の発表内容から、第1四半期の業績や足元の為替の状況に鑑み、今期の見通しを修正しました。

売上高:5,900億円(+300億円)

事業利益:270億円(+70億円)

親会社の所有者に帰属する当期利益:118億円(+50億円)

※第2四半期以降の想定為替レートについては、5月の発表時から変更しています。

この見通しは「売上高・事業利益」ともに当社グループ史上最高値です。

ここ数年の皆さんの尽力が確実に成果に繋がってきています。

今後は、自動車生産がより上振れすることも予想されています。

当社グループの生産についても、お客さまのオーダーにしっかり対応するため、

引き続き臨機応変な体制を取る必要があると考えます。

暑い時期が続きますが、体調に気を付けて、日々の業務に萬事入精で取り組んでいきましょう!

住友理工 社長ブログ

本ブログの内容は、社長 清水和志がさまざまな機会に話した内容や、文章として発信したものを、事務局である住友理工株式会社 広報IR部がとりまとめた上で、ブログに掲載しております。内容の概要は社長に了解を得て掲載しておりますが、掲載責任は広報IR部にありますことをご了承ください。