2023年を振り返って

少し早いですが、従業員の皆さん、2023年のお仕事ご苦労様でした。
改めて、この1年の皆さんの尽力に感謝しています。

2023年は、コロナ禍からの経済活動の正常化が進み、サプライチェーンの供給制約も回復しましたが、長期化する緊迫したウクライナ情勢に加えて、イスラエル・パレスチナの軍事衝突など、世界経済に影響を与える出来事が次々に発生しました。
さらには中国経済の減速や世界的なインフレの継続など、外部環境は先行き不透明な状況が続いていますが、従業員の皆さんは、「変化に柔軟に対応」してくれています。

自動車を中心とした顧客の生産台数の回復、堅調な受注増加によって、特に生産部門に関わる皆さんには、ご苦労をかけることになりましたが、全力で対応いただき、本当にありがとうございます。
皆さんの生産性向上活動・営業努力などによって、利益についてもしっかりと出るようになってきています。
10月に見直した23年度通期の当社グループ業績予想では、過去最高の売上高と事業利益を見込んでいます。

現場の視察やGMM

6・7月には中国・タイ、8月には欧州、10月にはメキシコ、ブラジル、12月には中国と海外視察を行いました。
海外視察を経て感じるのは、この4年間、本社や拠点間の交流が少なかったにも関わらず、着実に改善を進め、私が2019年に訪問した際にお願いしたことを達成し、期待以上の成果が出ていることです。
また、現場従業員と現地幹部のコミュニケーションがしっかりできるようになっていました。
驚くとともに、非常にうれしく思いました。
やはり、現地現物はモノづくりの原点ですね。
何度も皆さんにお話していますが、「改善に終わりはない」との思いで継続していただくことが、皆さんの業務負荷軽減にもつながると感じています。
8月には海外拠点幹部に来日してもらい、GMM(Global Management Meeting)を全エリアからの参加で開催できました。
この会議では、「2029 年 住友理工グループ Vision」および 「2025 年 住友理工グループ中期経営計画」の共有に加え、海外拠点幹部による事例報告発表がありました。
常に世界を俯瞰し、社会から必要とされるモノづくりとは何か、グループ全体で探求し続けていこうと誓い合いました。

社長就任から3年半が経ちました

社長ブログは、現在までで130回以上発信してきました。
これからも続けていきたいと思いますので、従業員の皆さんには、ぜひ読んでもらって、感想や自分の考えを私に伝えてもらえるとうれしいです。
また、WEB社内報「みつくみ2(ツー)」もスタートして2年が経ちました。
浸透が進んでいるようで、3,800名以上の方が活用してくれていると聞いています。
これからも、グループ一体となったコミュニケーションを充実してもらいたいと思います。

年末年始

私は、例年通り少し体を動かし、リフレッシュして、2024年・2025年の中期経営計画達成に向けて、当社グループをより発展させることに思いを巡らせようと思います。
それでは皆さん、良い年末年始をお過ごしください。
そして、来年も「萬事入精」を心に、がんばりましょう!

住友理工 社長ブログ

本ブログの内容は、社長 清水和志がさまざまな機会に話した内容や、文章として発信したものを、事務局である住友理工株式会社 広報IR部がとりまとめた上で、ブログに掲載しております。内容の概要は社長に了解を得て掲載しておりますが、掲載責任は広報IR部にありますことをご了承ください。