2024年 GMM

7月9日・10日、ミッドランドスクエア(名古屋市中村区)にて、GMM(Global Management Meeting:グローバル責任者会議)を開催しました。

経営方針をグループ全体で共有し、エリア・拠点間の情報交換の場とすることを目的に、米州・欧州・アジア 14ヶ国の各拠点から、拠点長や駐在員、ローカル幹部従業員104名に来日してもらいました。
昨年5年ぶりに全エリアのメンバーが集まることができ、今年はさらに実務を担っているローカル幹部従業員の皆さんが多く来日してくれました。
会議の冒頭、私から世界各拠点で奮闘されている皆さんに、23年度は厳しい環境下でも増収増益が達成できたことについて、改めて感謝を伝えました。
中期経営計画(2025P)の上方修正については、具体的な達成すべき数値を交えながら説明しました。
より安定的な収益・財務基盤を目指すことを、住友事業精神の動画や具体的な各部署の取り組み事例を紹介し、理解を求めました。

3つの方向性と6つの重点課題

プログラムは2日間にわたり、各エリア・各拠点の具体的な活動報告がありました。
ローカル幹部従業員が中心となって取り組んだ重点実施事項と現時点での成果を発表し、2025P・2029Vに向けた「ありたい姿」を3つの方向性*で示しながら進められました。
また、同時通訳は3ヶ国語で実施し、取締役含め質疑応答が活発に交わされ、皆さんの関心の高さが見てとれました。

*未来を開拓する人・仲間づくり、柔軟かつ強固な組織づくり、持続可能な社会に向けた価値づくり

SRK-P(ポーランド)からは、改善のためのアイデアを常に創出し、年間 50を超えるテーマを実行しているとの報告がありました。
TRFH(中国)では、搬送ロボットを利用して少人化し、自動倉庫によって外部倉庫での保管費用が削減できた事例報告もありました。
また、今回初めて行われた分科会では、人事・品質・環境の各部門に分かれ、グローバルに連携できる方策を模索するため、活発に議論されました。

人事分科会では、SRK-ER(タイ)で従業員満足度調査を19年度より年に一度実施し、離職率の低減やモチベーションアップへの対応、職場環境対策などを効果的に提案・実行できているとの報告がありました。
これには、「グループ内で展開できるのでは」などの意見が多く出ました。
私はこの分科会にも顔を出し、皆さんが真剣に報告・討議している様子に力が湧いてきました。
初日の交流イベントでは、普段あまり会えない部署同士や部門を超えたコミュニケーションができたのではと思います。
これもGMMの大きな目的の一つです。
部門別の交流会にも私はすべて参加し、世界各国における事業活動について感謝の言葉を直接かけることができたとともに、腹を割って話をすることもできました。

今回のGMMを、24年度の業績進捗の共有だけではなく、各拠点・各エリアの2025Pのマイルストーンにするとともに、良い取り組み内容は「グループ内で連携する」きっかけにしていただきたいと思います。
今回の出席者から各拠点へと、住友事業精神や2025P・2029Vの取り組みについて広く浸透させることによって、当社グループの皆さん一人ひとりが、この方針を自分の役割と結びつけることができます。
そして、方針に沿って積極的に行動することで、自身の役割を明確に認識し、日々の業務を通じて具体的に実現していきましょう。
変化の激しい現代において、この方針のもとで皆さんが主体的に行動し、常に改善を追求する姿勢が、当社グループの持続的な成長につながると確信しています。

住友理工 社長ブログ

本ブログの内容は、社長 清水和志がさまざまな機会に話した内容や、文章として発信したものを、事務局である住友理工株式会社 広報IR部がとりまとめた上で、ブログに掲載しております。内容の概要は社長に了解を得て掲載しておりますが、掲載責任は広報IR部にありますことをご了承ください。