製造現場での改善には、さまざまな方法があります。
当社グループでは、多角的な視点をもって改善に取り組む文化が根付いています。
私自身も、国内外の関係会社の工場を訪問したり、小牧製作所内の各工場を時間の都合がつく限り巡回したりしています。
現場で直接確認しなければ分からないことが多いためです。
「工場交流会」の本格始動
きっかけは、事業部門の壁を越えて自職場の改善活動を発表しあう「班長交流会」を、数年前から班長らが自発的に始めたことです。
この班長交流会には、工場長も部長も口を挟まないのがルールです。
私は、口を挟まないようにして、聞きに行ったことがあります。
そのときの改善内容が良く考えられていて、さらにこういった発言の場を継続的に運営できていることに、激励の声だけはかけました。
その後、もっと組織的にと、モノづくり支援室が音頭を取り2024年8月に、小牧本社・製作所内で「工場交流会」を開始し、下期から本格的に展開しています。
当社グループの事業は幅広く、他部署の現場を直接見る機会が少ない従業員も多いため、改善活動の活性化を目的としています。
この工場交流会では、工場見学にとどまらず、現場の改善アイデアや情報を共有し、課題や悩みについても自由に意見交換できる場を提供しています。
当初は、参加メンバーが毎回異なるため、会話が少ないこともありましたが、最近では活発に意見が交わされるようになってきました。
改善事例の共有と発展
2029Vの方針である「未来を開拓する人・仲間づくり」に基づき、工場交流会を通じたネットワークが広がり、改善の情報共有が進んでいます。
他の現場を見ることで、新たな視点が得られ、従来の考え方にとらわれずに、改善を進めるきっかけにもなります。
当社グループの強みである「横展開」を生かし、仲間とともに、「共創」を進めていきましょう。
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