「人とくるまのテクノロジー展2025 YOKOHAMA」が、5月21日から23日にかけてパシフィコ横浜にて開催されました。
当社は、住友電気工業・住友電装とともに、毎年この展示会に出展しており、今年もモビリティの未来を支える最先端技術を披露しました。
また、名古屋展は7月16日から7月18日にAichi Sky Expo(愛知県国際展示場)での開催が予定されています。
出展製品
当社グループからは、エネルギーマネジメント分野において以下の製品を展示しました。
・薄膜高断熱材「ファインシュライト」
・バッテリー冷却プレート「クールフィットプレート」
・バッテリー側面冷却システム
また、モビリティサービスに関する製品として、
・ドライバーモニタリングシステム
・光透過内装品 も紹介しています。
詳細は、社外向けに発行されたプレスリリースの「展示品紹介」に掲載されています。
従業員の皆さんも、ぜひご一読ください。
会場での気づきと学び
私は、開場直後から会場を訪れ、当社ブースや他社展示を精力的に見て回りました。
今年は会場内でも自動車メーカーの近くにブースを構え、住友電工グループ3社の結束を象徴する「のれん」の演出が来場者の注目を集めていました。
当ブースでは、「住友電工が支えるモビリティ社会」をテーマに、カーボンニュートラルやエネルギーマネジメント、モビリティサービスへの取り組みが大型パネルで紹介されていました。
当社展示品の中でも特に注目を集めていたのが、高断熱材「ファインシュライト」です。
これは、当社独自の高分子材料技術を活用し、空気の動きを遮るほど微細なナノサイズの細孔を持つ高断熱フィラー(シリカエアロゲル)を塗料化したものです。
今回は、この塗料を布状のテキスタイルに応用した開発品を出展し、車室内の冷暖房効率を高めることで、燃費や電費の向上に寄与する新たなソリューションとして紹介しました。
当社説明担当員も、熱心に来場者へ製品技術を紹介しており、開発の背景や苦労、将来展開に向けた熱意が伝わる対話が印象的でした。
来場者からの反応も非常に良く、次回以降のPR機会にもつながる手ごたえを感じました。
刺激と今後への展望
会場内を回るなかで、当社出展製品と競合する展示も多く見受けられ、改めて当社の開発の方向性が間違いないことを実感しました。
一方で、製品化には時間を要するため、開発スピードのさらなる向上の必要性も感じました。
当社スタッフも限られた時間のなかで他社ブースを積極的に見学し、最新技術に触れることで多くの刺激を受けていました。
また、住友電工・住友電装をはじめとする住友電工グループ各社や、社外関係者との意見交換も例年以上に活発に行われ、有意義な交流の場となりました。
今年もオンライン展示会が併催され、AI検索を活用した技術情報の閲覧など、利便性は一層高まっています。
しかし、やはり実物を見て、触れ、直接対話をする中でこそ得られる気づきや発見が多いと実感しました。
来場者の関心や質問に耳を傾けながら、社会課題の解決に一つひとつ取り組んでいく、そうした姿勢こそが当社グループの強みであり、私たちが目指す姿そのものです。
全社に向けたメッセージ
今回は、モビリティ関連事業の出展でしたが、そこで得られた気づきや学びは、モビリティ部門にとどまらず、グループ全体に共通するものです。
2029Vに掲げている「持続可能な社会に向けた価値づくり」に向けて、所属や役割に関係なく、一人ひとりが変化を前向きにとらえ、挑戦することが大切です。
今後も、各人が気づいたことを積極的に共有し合いながら、新たな価値創造に挑んでいきましょう。
◆関連プレスリリース
https://www.sumitomoriko.co.jp/news/2025/svnbqu0000000gel-att/n51910791.pdf
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