4月1日、住友理工グループの入社式を開催しました。
全員と顔を合わせてお話をしたかったのですが、コロナ禍のため、私はグローバル本社から出席、松井会長は小牧本社・製作所でご出席いただいて、松阪事業所、埼玉事業所、富士裾野製作所とWEBで中継をつないでの式典となりました。
対応してくれた各所の皆さん、ありがとうございます。
私からは祝辞として、新入社員81名およびキャリア入社・社員登用された方39名に以下のようなお話をさせていただきました。
新しく入社された皆さんへ
皆さん、住友理工グループへの入社、おめでとうございます。
これから、皆さんと一緒に100周年に向けての歩みを進めることができ、非常にうれしく思います。
一方で、私たちを取り巻く環境は、常に変化し続けています。
新型コロナウイルスの感染拡大、半導体不足による自動車の減産、さらには世界情勢の混乱など、先行きは不透明です。
しかしながら、このような環境下でも、私たちは新しい価値を提供すべく、事業活動を進めています。
例えば、自動運転を支援する「ステアリングタッチセンサー」や、環境対策に貢献する薄膜高断熱材「ファインシュライト」、バイタルデータを計測する「モニライフ」の開発など、確実に事業の幅を広げ、真のシステムサプライヤーに進化すべく、日々奮闘しています。
皆さんには、前例にとらわれず、さまざまな視点で物事を進めていただきたいと考えています。
松井会長から、住友事業精神の「信用確実、不趨浮利」という考え方をお伝えしました。
この2点に加えて、私は、「萬事入精(ばんじにっせい)」という言葉も大切にしています。
意味としては、何事にも心を込めて一生懸命向き合うということです。
皆さんも、ぜひ頭においていただければと思います。
最後に、当社の将来の一翼を担っていただく皆さんに、次の2つのことをお話しします。
1つ目は、「挑戦すること」「やり抜くこと」です。
さまざまなことに挑戦し、やり抜いてください。
何かを達成することで成長が味わえ、次の成長につながります。
2つ目は、「コミュニケーション」です。
不安なこと、相談したいこと、確認したいことがあれば、一人で抱え込まず、どんなことでもすぐに上司や同僚に相談してください。
コロナ禍が収まっていけば、私も社内外問わず、対面で直接コミュニケーションを取るようにしていきたいと思います。
2022年のスローガンである「過去の概念にとらわれずに、変化に柔軟に対応する風土づくり」の推進に向け、皆さんの若いエネルギーに期待しています。
ともにがんばりましょう!
先輩の皆さんへ
120名もの新しい仲間が入社してくれました。
コミュニケーションをしっかり取ってサポートをお願いするとともに、適切な指導をお願いします。
自分たちが新入社員だった頃を思い出してみてください。
うれしかったサポート、困った指導があったと思います。
それを、「自分はそうやって成長してきたから」と踏襲するのではなく、まさに「過去の概念にとらわれずに、変化に柔軟に対応」して、今の時代において適切なフォローをお願いしたいと思います。
そして、住友理工グループ全員で、成長していきましょう。
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