社外からの目

11月下旬、当社グループの2021年度 中間決算説明会を実施しました。

決算説明会とは、決算数値やその背景を当社側から説明し、それに対し機関投資家や証券会社のアナリストなどからの質問に回答する場です。

今回は電話会議で実施し、23名が参加されました。

当社の株式を保有している機関投資家や、今後当社の株式の購入を検討されている投資家も参加されていることもあり 真摯に丁寧に対応する様に心がけています。


質疑応答(一部)

Q:今回見直して発表した通期計画は、どのように作られているのか。

A:発表段階での各顧客からの情報などを中心に、社内データを確認して作成しています。

今回は、鋼材を中心とする原材料価格高騰による事業利益への影響を踏まえて、検討しました。


Q:原材料費高騰分の販売価格への転嫁の状況は

A:下期の鋼材価格は、昨年度と比較して3倍近くになる可能性があると予想しています。

高騰分については、各顧客と取り決めたタイミングで販売価格に反映してもらいます。

しかし、今回の急激な高騰は、取り決めたケースに当てはまらないため、リアルタイムな価格反映を訴求しています。

一部は認めていただき、見直した公表値に織り込んでいますが、今後も「不趨浮利」の精神を忘れずに話し合いを続けていきます。

他原材料も含め、価格が今後どう推移するかについては、引き続き注視する必要があると考えています。


従業員の皆さんへ

今回、機関投資家やアナリストの皆さんの関心は、「厳しい外部環境が続く中、筋肉質な経営体質への変革は実行できているのか」「原材料費高騰の影響は、来期には回収できるのか」という点でした。

私からは、「筋肉質な体質への変革は着実に進んでいます。しかし、外部環境の影響が大きく、年初の公表値を達成することができなかったことは残念です」とお伝えしています。

下期は、予想をしていない変化もあるかもしれませんが、まさに「過去の概念にとらわれずに変化に柔軟に対応する」ことで、確実に収益を確保できる企業へと皆で成長していきましょう。

組織の大きな課題は、経営層や職制が中心となって解決策を検討し、推進していきます。

一方で、毎日の仕事の中で発生する課題を解決し、改善を積み重ねていくことも重要です。

日々の業務や工場現場の改善には終わりはありません。

継続的に進めるには、皆さん一人ひとりと上司・経営層のコミュニケーションが大切です。

「信用確実」「不趨浮利」を旨とし、「萬事入精」の精神で、日々の業務に取り組んでいただきたいと思っています。

住友理工 社長ブログ

本ブログの内容は、社長 清水和志がさまざまな機会に話した内容や、文章として発信したものを、事務局である住友理工株式会社 広報IR部がとりまとめた上で、ブログに掲載しております。内容の概要は社長に了解を得て掲載しておりますが、掲載責任は広報IR部にありますことをご了承ください。