6月17日、ヒルトン名古屋(名古屋市中区)で第133期となる、当社株主総会を開催しました。
新型コロナウイルス感染症による緊急事態宣言下でしたので、感染防止のために当日のご来場はご遠慮いただくようアナウンスしていました。
そのため、来場者数は39名と、昨年の約160名から75%減となりました。
私は昨年、執行役員社長に就任したため、今回初めて議長を務めました。
事業報告に続いての「今後の対処すべき課題」については、事務局が準備したシナリオをベースにG7の共同声明などの直近の話題を交えながら、心地好い緊張感の中、自分なりの表現で株主の皆さまに思いを伝えました。
株主さまへの説明
当社グループを取り巻く環境は、「CASE」といった自動車業界の大変革に加え、米中貿易摩擦や新型コロナウイルス感染拡大、半導体の供給不足などの影響により、先行きが依然不透明です。
さらに、カーボンニュートラルといった社会課題解決への積極的な関与が求められているなか、当社は、その変化に適切に対応し、地球環境を守り、人々の生活に新たな価値を提供する技術・製品開発を通じて、「世界中で必要とされる“Global Excellent Manufacturing Company”への成長を目指す」とお伝えしました。
ちょうど一年
「20年度の赤字は残念だが、今後の挽回に期待している」というご意見をいただきました。
「新興電気自動車(EV)メーカーへの製品販売予定」に関してご質問をいただき、「すでに一部のメーカーには、関係会社を通じて当社製品を納入していること。今後も当社製品の価値を評価していただけるお客様とのお付き合いを深めていく」と私から回答させていただきました。
今後は株主総会のも実施方法もバーチャル化の広がり等大きく変化していくと思われます。
社長に就任以来、丸一年が経ちましたが、この時代の変化に「過去の概念にとらわれずに変化に柔軟に対応していく」ことがより重要になっていくと強く感じています。
今後も、株主の皆さまにファンになっていただけるよう、スピーディかつ適切に対応し、グループ従業員25,796名(2021年3月時点)の力で歩んでいきましょう。
0コメント