コミュニケーションの大切さ

先月、口元が見える透明マスクを製作し、聴覚障がい者関係者グループ「あやべネットワーク(京都府綾部市)」を通じて、全国の関係者へ約900枚寄贈することになりました。

これは、当社と当社社員が出資する一般財団法人住友理工あったか基金による支援です。

新型コロナウイルス感染症が広まり、感染予防・咳エチケットとして、マスクの着用が不可欠な生活様式が定着しました。

皆さんも感じていると思いますが、マスクを着用していると表情が見えないので、喜怒哀楽が伝わりにくいですよね。

そのため、コミュニケーションが非常に取りにくくなっています。

ましてや、耳が不自由な方々にとっては、相手の言葉を知る手がかりとなる顔の表情や口の動きを覆い隠してしまい、コミュニケーションの壁となっているのです。

当社社会貢献推進室(当時)のメンバーが、以前からお付き合いがあった「あやべネットワーク」の方と、何かお手伝いができないかと検討し社内相談をしてくれました。

そして、透明マスクの仕様の検討や試作は、当社従業員の有志が参画し、業務で培った知見やノウハウを活用。

私も試作品を見せてもらいましたが、自宅のミシンで作ったとは思えないほどの仕上がりでした。

この内容は、先月末にリリースしていますが、多方面から反響があったようです。

・ 当事者の声が反映されていて使いやすく、コミュニケーションが取りやすい。

・ ぜひ、製品化してほしい。

・ 聴覚障がいを持つ当事者として、透明マスクの記事に感銘を受けた。このマスクを使用したい。

・ 先天性高度難聴の娘も口元の動きから言葉を読み取っている。学校の先生にはフェイスシールドで対応していただいているが、感染のリスクはマスクよりも高い。一生懸命授業についていこうとしている子どもたちのためにも透明マスクを使用させてほしい。

など、多くのご意見をいただきました。

私たちは、モノづくりを通じて利益を出すことで、「企業価値」を高め、事業を継続していくことができます。

一方で、社会貢献活動などに代表される、「公益価値」を生み出すことも社会から期待されています。

企業価値と公益価値の両方、つまり社会的価値を向上させ、SDGs「持続可能な開発目標」などに掲げられるターゲットに貢献していくことが、「住友理工グループが存在していてよかったな」と皆さんに思っていただける企業に成長するためには必要です。

当社従業員の皆さんが、このように高い意識をもって、社会課題解決につながる活動を積極的に推進していることは、大きな財産です。

その中で、今回のように当社の「モノづくり力」が役立つのであれば、なおさらうれしいことだと思います。

住友理工 社長ブログ

本ブログの内容は、社長 清水和志がさまざまな機会に話した内容や、文章として発信したものを、事務局である住友理工株式会社 広報IR部がとりまとめた上で、ブログに掲載しております。内容の概要は社長に了解を得て掲載しておりますが、掲載責任は広報IR部にありますことをご了承ください。