みなさん、あけましておめでとうございます。
12月からコロナウイルス感染症が再拡大し、自粛ムードが広がってしまいました。
この年末年始は、ご自宅で過ごされた方も多いと思います。
私は近くのウォーキングコースを毎日歩いたり、いつものように図書館に行って、思いつくままの本を借りて読書し、ゆったりとした年末年始を送りました。
さて、昨年前半は、全世界的なロックダウンで厳しい事業運営を余儀なくされました。
また、後半は受注が急増したため、従業員の皆さんに尽力いただきました。ありがとうございます。
年が明けても、日本だけでなく、欧米でもまだまだ感染収束の見通しが立っておらず、先行きは不透明です。
感染対策をしっかりして、コロナに負けず、お客様のニーズに応え、それぞれの仕事を着実に進めていきましょう。
うれしいニュース
暗いニュースばかりですが、うれしいニュースもありました。
年末に発表したとおり、トヨタ自動車(株)の燃料電池車(FCV)「新型MIRAI」に、初代モデルから引き続き、当社の「セル用ガスケット」が採用されました。
一方、EV(電気自動車)対応で開発がスタートした薄膜高断熱材「ファインシュライト」は、コロナ禍のフードデリバリーに貢献するということで、食品を保温する温熱シートの専用パッドに導入されました。
また、自動運転に対応した、ステアリングタッチセンサーの生産もスタートしました。
これまで、EV化が進むと、燃料ホースやエンジンマウントが無くなることのみに着目されることがありましたが、電池用冷却ホースやモーターマウントが新たな商材になり、売上は維持されます。
また、前回の投資家対談の際にも、EVやFCVにおいては、「センシング」「熱マネジメント」「シーリング」といった、新たな新商品を開発し、売上の拡大を目指すということを繰り返しお伝えしてきました。
つまり、EV化が進んでも、静粛性を向上させるなど付加価値を高めた製品やステアリングタッチセンサーのような新製品を追加で採用いただくことで、車1台当たりの搭載部品点数を維持・増加させていきたいと考えています。
今回、従業員の皆さんの研究開発・製造・営業が実を結び、うれしいニュースにつながったと感じています。
もちろん、国内外の競合他社も価格面や地の利を生かして、拡販に注力していますので、決して油断はできません。
成功事例の時には、どうして成功したのかを分析して、事業部門間はもとよりグローバルに展開してもらいたいと思います。
日日に新たに
今年は、感染拡大防止のため、従来のように大勢の方々に集まって挨拶をすることは見送りました。
社内報1月号に松井会長と私からのメッセージを掲載していますので、ぜひ読んでください。
RIKO2(リコツー)でも読むことができるようになっています。
とはいえ、やはり皆さんの顔を見てあいさつしたいと言う思いもありますので、少人数に分けて十数回あいさつすることにしました。
少人数ですので、ぜひ皆さんの意見をその場でお聞かせいただければ良いかなと思っています。
特に、今年のスローガンは「過去の概念にとらわれずに、変化に柔軟に対応する風土づくり」としました。
従来通りの仕事に満足するのではなく、時代の流れに合わせて、改善を進めていきましょう。
今期はあと3ヶ月ですが、2021年は始まったばかりです。
今年も、S.E.C.-Q.(安全・環境・コンプライアンス―品質)を遵守し、「信用確実」「不趨浮利」を忠実に守りながら、「萬事入精」の精神で、日々の仕事をがんばっていきましょう。
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