メキシコ2拠点の訪問
8月、3年ぶりにメキシコの2拠点(S-Riko Automotive Hose de Chihuahua, S.A.P.I. de C.V.:以下「チワワ工場」、 S-Riko de Querétaro, S.A.P.I. de C.V:以下「ケレタロ工場」)を訪問しました。
工場はいずれも高地に位置し、また訪問時は雨季であったため、日中の気温は26℃程度と快適な環境で視察することができました。
各拠点の現状
チワワ工場(自動車用ホースの製造・販売)は、近年受注・生産が急増し、当初は対応に苦労しました。
しかし、現地スタッフの努力と日本の事業部からの支援により、生産は安定化しています。
一方、ケレタロ工場(自動車用防振ゴムや内装品の製造・販売)も、2023年末以降の大型受注対応により生産量が急増しました。
こちらは、綿密な計画に基づき、立ち上げを進めた結果、スムーズに稼働を開始し、安定操業を実現しています。
このような取り組みの成果として、メキシコ全体の業績は堅調に拡大しています。
同時に、今後の改善余地も多く見出され、さらなる成長が期待できる状況です。
安全への主体的な取り組み
当社グループは、「安全・安心・コンプライアンス・品質(S.E.C.Q.)」を重視した事業運営を行っており、その中でも「安全はすべてに優先する」をスローガンとしています。
チワワ工場では、従業員の提案と公募で決定した安全キャラクターが、ポスターやぬいぐるみとなって工場内で活用され、安全保護具着用などの重要性を訴求しています。
こうした従業員主体の活動は、一人ひとりが自分ごととして安全に取り組む動機となり、高い改善効果を生んでいます。
両工場において、従業員の地道な努力と工夫が、確実に成果につながっていることを確認できました。
今後に向けて
メキシコでの事例が示すように、主体的に動く姿勢と、それを継続的に実践できる自律性は、いずれも重要です。
こうした動きはメキシコにとどまらず、日本を含むグローバル全体で加速していきたいと考えています。
もちろん、障壁がある場合には、私やマネジメント層もともに解決に取り組みます。
当社が「2029V」で掲げる「高い志を持ち、未来を切り拓く自律型人材」という目標に向け、まずは日々の業務で主体性を発揮することを重視し、ともに成長していきましょう。
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