1月25日は「コンプライアンス・レビューの日」です。 ~双方向コミュニケーションでつながる組織づくり

皆さん、毎年1月25日は、コンプライアンス・レビューの日です。

今年で14回目を迎えますが、今年は1月25日が日曜日に当たるため、前々日の1月23日(金)の15時から講演会を開催します。
昨年に引き続き、小牧本社・製作所にて対面で実施しますので、ぜひご参加ください。
今年は、プロアクト法律事務所 代表パートナーの竹内朗弁護士をお招きし、「不祥事が起きても早期発見・早期是正できるレジリエンスのある組織づくり」をテーマに講演をしていただきます。
住友理工および国内グループ会社の役員、職制部課長・掛長、指名コンプライアンス・リーダー(CL)の皆さんは、対面またはオンラインでの参加をお願いします。
海外グループ会社の皆さんは任意参加で、当日参加できない方は、後日イントラネットで動画の視聴ができます。

コンプライアンス・レビューの日の意味

2012年1月25日、当社松阪製作所(現:松阪事業所)において、労働安全衛生法上の届出義務違反により、会社と従業員が書類送検される事態が発生しました。
設備改修工事に必要な届け出を行わないまま実施し、生産を優先したこと、さらに法令違反を認識した後の報告と対応が遅れたことが問題となりました。

このできごとは、私たちに「ルールを守ること」と「現場の判断」が切り離せないものであることを教えています。
この教訓を風化させないため、当社グループでは毎年1月25日を「コンプライアンス・レビューの日」とし、「安全・環境・コンプライアンス・品質(S.E.C.Q.)」をあらためて見直す機会としてきました。

コンプライアンスをあらためて考える

コンプライアンスとは、単に法律や社内規程を守ることだけではありません。
社会やステークホルダーからの信頼に応えるよう、倫理的に行動することも含めてコンプライアンスです。
社会の価値観や法令は常に変化しています。
従来のやり方に固執し続けることは、知らず知らずのうちにリスクを高めることにつながります。
皆さん自身やチームの業務の進め方が、現在のルールや社会の期待と合っているか、この機会にあらためて振り返りましょう。

企業不正を繰り返さないための3つのお願い

ここで、皆さんに3つのお願いがあります。

1つ目は、従業員一人ひとりがコンプライアンスを自分自身の問題としてとらえていただきたいということです。
会社の信頼は、日々の現場の判断と行動の積み重ねによって支えられています。

2つ目は、基幹職の皆さんに、双方向のコミュニケーションを大切にしていただきたいということです。
当社グループでは、「Bad News First & Thanks」をグローバルコンプライアンス行動指針の一つとしています。
悪い情報ほど早く共有し、早急に是正することが、結果として組織全体を守ることにつながるからです。
25年度に実施したコンプライアンス・アンケートの結果では、「Bad News First」ができないと回答した割合は減少しましたが、「上司に必要なことが言いにくい」と感じている声はいまだに多くあります。
これは、報告の仕組みだけでなく、受け止める側の日々の姿勢が大きく影響していることを示しています。
基幹職の皆さんには、報告してくれたことに感謝し、対話を通じて是正につなげる姿勢を実践していただきたいと思います。

3つ目は、相談窓口を積極的に活用していただきたいということです。
職場で相談しにくい問題や懸念がある場合には、それを個人で抱え込むのではなく、会社として対応すべき問題として共有しましょう。
申告や相談を行った方が不利益な扱いを受けることのないよう、会社として適切な仕組みと運用により対応していきますので、安心して制度を活用してください。

これからに向けて

コンプライアンスは、特別なときにだけ意識するものではなく、日々の業務のなかで実践されるものです。
小さな違和感を早い段階で共有し、チームで対話し、改善していくことが、組織としての強さにつながります。

判断に迷ったときは、「萬事入精」「信用確実」「不趨浮利」という住友事業精神に立ち返り、社会から信頼される行動を選ぶようにしましょう。
皆さんとともに、より健全で強い組織を築いていきたいと思います。

住友理工 社長ブログ

本ブログの内容は、社長 清水和志がさまざまな機会に話した内容や、文章として発信したものを、事務局である住友理工株式会社 広報IR部がとりまとめた上で、ブログに掲載しております。内容の概要は社長に了解を得て掲載しておりますが、掲載責任は広報IR部にありますことをご了承ください。