「人とくるまのテクノロジー展2026 YOKOHAMA」が5月27日から29日にかけて、パシフィコ横浜(横浜市西区)にて開催されました。
また、名古屋展は6月17日から19日にAichi Sky Expo(愛知県常滑市)で開催されました。
当社は、住友電気工業(以下、住友電工)・住友電装とともに、毎年本展示会へ共同出展しており、今年もモビリティの未来を支える最先端技術を紹介しました。
出展製品
当社グループからは、市場に採用されている以下の製品を展示しました。
・自動車用防振ゴム
・eAxleマウント
・eAxleカバー
・SR(スマートラバー)センサ
また、国立研究開発法人 理化学研究所(埼玉県和光市、以下「理研」)との共同研究により開発
を進めている「自己修復性ゴム」も展示しました。
「未来のたね」が示す社会課題解決への挑戦
住友電工グループブースでは、「モビリティとエネルギー/情報通信の融合」をテーマに、クルマを単なる移動手段ではなく、社会インフラの一部としてとらえ、社会課題の解決へ向けた取り組みを大型パネルで紹介していました。
また、住友電工グループの最先端技術や研究開発の取り組みは、「未来のたね」コーナーで紹介され、当社の「自己修復性ゴム」もその一つとして、多くの来場者の関心を集めました。
理研との共同研究により開発を進めているこの技術は、傷ついたり切断されたりしても、短時間で修復する特長を持っています。
さらに、耐久性比較試験において、従来ゴムと比べて優れた耐久性と長寿命化の可能性が確認されています。
実用化が進めば、製品寿命の延伸や廃棄物削減、メンテナンス負荷の低減など、環境・コストの双方で大きな効果が期待されます。
加えて、容易に交換できない箇所に使用される自動車用部品やインフラ製品など、幅広い分野での活用も見込まれています。
実演での驚きと期待~展示会で再認識した社会実装の重要性
会場では、来場者に実際に自己修復性ゴムをはさみで切っていただき、その後、約5~10秒で修復する様子を体験していただきました。
来場者からは、「こんな技術が実現できるのか」「実用化されたら面白い」といった声もあり、終日行列が途切れませんでした。
「ぜひ見てみたい」「実際に試したい」と訪れる方が非常に多く、自己修復性ゴムのような「未来のたね」が、将来の社会にとって必要とされる可能性の高さを実感しました。
会場全体を見渡すと、AI検索やAI活用に関する展示が数多く見られました。
一方で、社会実装に向けたインフラ整備や運用面での課題も残されている印象を受けました。
最終ユーザーのニーズや使い勝手を踏まえながら、技術開発と社会実装を両輪で進めていく必要性を改めて認識しました。
当社スタッフも限られた時間のなかで積極的に他社技術に触れ、多くの刺激を受けていました。
私自身も「現地・現物・現実」の重要性を改めて実感しました。
実際に現地へ足を運び、製品や技術に触れ、直接対話することでこそ得られる気づきや学びの大きさを感じました。
今後の展望と皆さんへ
展示期間中は、住友電工グループ各社の説明員同士や、社外関係者との意見交換も、例年以上に活発に行われ、さまざまな視点や知見に触れる貴重な機会となりました。
今回の展示はモビリティ関連事業が中心でしたが、そこで得られた知見や気づきは、事業領域を越えて住友電工グループ全体で共有し、シナジー創出につながると考えています。
一方で、こうしたシナジーをさらに高めていくためには、まず当社グループ内の連携強化が欠かせません。
今回大きな注目を集めた「自己修復性ゴム」のような技術を事業化へつなげるためには、研究開発部門だけでなく、製造・営業・コーポレート部門を含む、当社グループ全体が一体となって取り組むことが重要です。
当社グループVision(2029V)「持続可能な社会に向けた価値づくり」の実現には、中期経営計画2029(2029M)の方針の一つである「挑戦と創造による持続的成長」に沿って、所属や役割を問わず、一人ひとりが変化を前向きにとらえ、挑戦し続けることが求められます。
「未来のたね」が未来の事業へと成長するよう、今後も、皆さん一人ひとりが気づいたことを積極的に共有しながら、当社グループの組織力を高め、新たな価値創造に果敢に挑戦していきましょう。
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