8月末から国内外の事業所やグループ各社を訪問しました。GMM(8月8日実施)でも共有した、「2029 年 住友理工グループ Vision」(以降2029V)を、立案の原動力となった2029V 策定メンバーから説明してもらいました。2029V で掲げた「目指すべき企業グループ像」「存在意義(Purpose)」と3つの方向性*について説明し、部門ごとの現状課題に対してどう進めていくか、具体策をプレゼンしてもらいました。
*1.未来を開拓する人・仲間づくり、2.柔軟かつ強固な組織づくり、3.持続可能な社会に向けた価値づくり
その後、私から、「2025 年 住友理工グループ中期経営計画」(2025P)と当社グループ全体での方針や住友事業精神などについて、改めてお話しました。今回のプレゼンは立案者自身が説明していることもあり、活発に質疑応答が行われ、皆さんとコミュニケーションを取れたと感じました。
具体的な取り組み(抜粋)
松阪事業所では、生産情報データ連携DX の「いつでも、どこでも、簡単に」という目標に対し、拠点生産情報の一元管理による見える化とデータ活用を挙げてくれました。東海化成工業では、ありたい姿の一つに、従業員エンゲージメントの向上が挙げられ、自由な意見が言え、すばやく意思決定できる組織作りが目標に掲げられました。同社在籍の2029V策定メンバーからは、「2029年も東海化成で働いていたいですか?」との呼びかけがあり、会場が「Yes!」と賛同する場面もあり、働きやすさだけではなく、働きがいのある職場を共に作るという「人・仲間づくり」にもつながっていると感じました。
同時に、製造現場にも足を運び、若手技能職による改善事例説明に対し、「改善を進めることで、より安定的な収益を目指すことになるうえ、皆さん自身の成長・会社の成長につながっていくので、継続して取り組んでください」と伝えました。今後も、可能な限り、私が国内外の各拠点を訪問することで、多くの方の意見を直接聞き、事業運営に生かしていきたいと思います。このような取り組みが皆さんのモチベーションアップにつながり、働きがいのある職場づくりの一助になればうれしく思います。
加えて、上司の皆さんが、2029Vを自部署に落とし込んだ内容にして、部内のメンバーへ説明することによって、従業員の皆さん一人ひとりが、2029Vを自分ごととして理解してもらえると、より働きがいにつながると考えます。2029Vに向けて皆で方針を共有し、挑戦し続けることが成長につながり、「未来を開拓する」ことが実現できると期待しています。
関連ブログ:2029Vおよび2025Pの策定
https://srkpresidentblogjp.sumitomoriko.co.jp/posts/44193648
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